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2012.06.11 Monday
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輝く☆ スペイン・アンダルシア地方でのエピソードをご紹介します♪
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セビリアは1年を通して比較的乾燥しているので、霧が出ることはめったにない。
昨日は午前中すごい雨が降っていて、午後からやんだのだが、珍しく厚いグレーの雲が一日中空を覆っていたから、ドリの散歩に出た意外は、家でじっとしていた。
だから夕食後、散歩に行く時、霧がでていて、驚いた。
ドリに思わず「わー、霧だよ!」と話しかけてしまったくらいだ。
とても幻想的で、16歳の時、初めてヨーロッパ旅行に来た時を想い出した。
丁度今のようにクリスマスの時期でLondonのアンティークなホテルに泊まった。
夜中に目が覚め、窓の外を見たら昨夜のように真っ白な霧がかかっていた。
ゴールドの街頭の光のしたで、シルクハットに長いマントを羽織ったスマートなゼントルマンが早足で歩き過ぎ去って行くのをホテルの窓から眺めていたのを憶えている。
私はその頃シャーロックホームズの大ファンだったので、まるでホームズが本から出て来て目下の道を歩いているのかと夢を見ている気分だった。
全てをおおいかくしてくれる霧
心の痛みも悲しみも
うっすらと白いペールなベールで
街全体がオパールな色に変わる
街がしっとりと
人がゆっくりと
心に目を向ける
外にみえていたものが見えなくなるから
霧の小さな精たちが魔法をかける
人がもっと優しくなれるように
オパールの粉をふりかける
magic of mist fairies
霧の小さな精たちが頬にkissをする
人は微笑む
意味もなしに
kiss of mist fairies
今朝もまだうっすらと霧がかかり、街全体がペールなオパールのベールに包まれている。
私も小さく微笑む。
with love kamala