ローマ時代にローマ人が作ったと言われている道を歩きにウンブリッケという村に行った。
道と言っても石がゴロゴロと落ちている今まで歩いた道の中で一番歩きにくかった様な所を歩く。
絵を見るとその当時はちゃんとした石畳の道のようだが、
今ではたった3kmの隣町までゆうに2時間もかかるような道のり。
(案内には1時間と書いてあったけど・・・。)
「全ての道はローマに通じる」
と言われたようにこの道もローマに通じていたのだろう。
ローマ時代に私が返って、この道を歩いているのを想像したりしてみたら、本当に一瞬ワープした気がしたときもあった。
行きは下り坂。
つい調子に乗って、自分をプッシュしすぎて、右足のケンをいためたようだが、帰りもあると思い、泣き言を言わずにとにかく歩く。
折り返し地点の村のバールで簡単なタパスを食べた。
このバールのウエイターはチリ人で、アンダルシアの典型的な夏の冷たいスープガスパッチョを知らなくて私は面食らった。
(セビリアではガスパッチョを知らなければウエイターは勤まらない!)
それに肉は食べないからサンドイッチをチースだけで頼んだら、ハム入りで持って来た???
(そうなんだ。信じられないが、スペインってハムは肉に入らないようだ。)
帰道の草原で昼寝休憩。
シエスタがないとアンダルシアンのプラナーダには夜が来ないのだ。
さすがにこの頃になると、私の右足がジンジン痛んで来たが、まだ先は長いので、弱音を吐かず取りあえず寝た。
帰道の終点近くになるともう足が痛くてゆっくりしか先に進めなくなり、
「痛いんだよねー。」ともらし始めたらその痛みがどんどん増して行った。
(だからイタいって口にするのをずっとこらえてたんだよ。ー)
昼の1時から始まった炎天下の初夏の太陽の下の過酷なハイキングは、夕方8時近くに取りあえず完走!
足は痛いがハートは充実感で一杯だった。
かなりのハードさだったが途中では美しい風景が沢山拝見でき、もう一度近々戻りたいという気持ち強いので、毎日散歩の距離を長くして足を鍛えている今日この頃。
時々汗だくになって何も考えずに太陽の下を歩くのは大好きだ。
with peace & love kamala