実は2ー3日前にここ6ヶ月程前から購入予定だった家の話しが白紙に戻り、
けっこう落ち込んでいたのだが、
昨日気持ちを持ち直して新しい家を探しに、
ロンダと言うセビリアから車で1時間半程の小さな町の近くに行った。
気に入った家を、気に入った条件で探すのはここスペインでは結構難しいので、もちろん期待は何もなく家を2軒観て、やはり条件は合わなかった。
ただ、不動産屋はとても良い新たな家を紹介すると言ってくれたので少し希望を持って「せっかくだからロンダを観光しよう。」とその街に立ち寄った。
その街についたのは夕暮れ近くで、私はのんびりプラプラしていたら、
プラナーダは「早くしないと日が暮れる。」と早足で街の中心地に直行。
そして着いてびっくり、ここは小さな2つの渓谷の上に建っている街だった。
ビューポイントの辺りが街の中心地で観光客も沢山いた。
写真で上手く写せたかは自信がないが、
本当にロードオブザリングの映画に出て来る様な光景だった。
そしてそんな所に人は街を作るなんて。
何のためにこんな苦労をしたのか?とても不思議だった。
この写真に小さく写っているバルコニー。
高所恐怖症の人はあそこには立てない。
渓谷を挟んで、カフェやレストランが沢山あり、テラスでお茶が出来る。
今は少し寒いが、夏は涼しくていいだろう。
この辺りはマラガの山とグラナダの山の丁度間にあり、
日本では考えられない様なダイナミックでゴージャスな地形が観られる。
今日も家2軒見に行ったが、後に観た方は山の真ん中に建ったまだ建築中の小さな小屋だった。
そしてそこからの絶景は「うわー!」とプラナーダも私も声を出して驚いた。
一山程もある大きな大きな岩と湖が前方に、そして遠くに小さな村が観えた。
美しい、壮大、他にない景色。
写真を撮るのさえも忘れたくらい、あっけにとられた。
条件が合わなかったのでその小屋を購入しないが、
「地球にはまだ私の観たことのない素晴らしいところがあるんだ。」
とあらためてこの母なる大地にひれ伏せたくなった。
また来週もその紹介してもらった家を観にのここに来る予定。
エネルギーを沢山使う家探しはちょっと苦手だったが、今は楽しくなって来た。
Thank you for the mother Earth
with love kamala